chownコマンドでグループ指定する際の区切り文字
chown
(CHange OWNer)とは、ファイルやディレクトリの所有者情報を変更する際に使用するコマンドである。ユーザやグループ単位でファイル/ディレクトリのパーミッションを管理することができる。
chown [オプション] [ユーザ名]:[グループ名] [ファイル/ディレクトリ]
ファイルやディレクトリには、それぞれ所有者とグループが設定されており、ls
コマンドで確認できる。
ls -l
-rw-r--r-- 1 username group 416 1 23 2025 sample.json
drwxr-xr-x 7 username group 224 1 23 2025 src/
-rw-r--r-- 1 username group 3839 1 23 2025 config.js
chownコマンドでグループ指定する際の区切り文字
chown username:group -R /path/to/dir
chown username.group -R /path/to/dir
大前提
現在ではユーザー名とグループ名を:
で区切るのが一般的。
歴史的背景
古いUNIX系の一部OSでは、user.group
のように.
を使うのが標準的だった。.
は本来ファイル名の区切り文字(拡張子など)としても使われることが多いため、:
が推奨されるようになった。
そのため、現在でもuser.group
のように古い記法を見かけることがある。