ドメインモデル貧血症が起こる瞬間を体験した
ひとからDDDの話を聞くと、だいたい語られる「ドメインモデル貧血症」が起こる瞬間を体験した。
ドメインモデル貧血症の基本的な症状は、一見、それが本物のドメインモデルに見えるという点です。(略)ただし、オブジェクトの振る舞いを見れば違いが分かります。それらのオブジェクトにはわずかな振る舞いしかない
(略)
ドメインモデル貧血症問題の本質は、ドメインモデルのベネフィットを何も得ず、コストだけをすべて被ってしまうという点です。 まず最初のコストは、データベースにマッピングする煩わしさです。
ドメインモデルがただのデータの塊になってしまい、ふるまい(ビジネスロジック)がほとんど含まれない状態が大量発生した。ただのgetter/setterを持つだけのデータクラスで、「コストは、データベースのマッピング」と書かれているとおり、思いっきりそのコストを払わされている。